かわうちはり灸整骨院(太田市・足利市)は、スポーツ外傷やケガ治療の専門家です。

症例集

2021.02.18

巻き爪の原因って何?

巻き爪になると爪が、皮膚に食い込んで本当に痛いですよね。
巻き爪の患者

痛みもあり、足をつくだけで痛みがでてしまい、次第に食い込んだ皮膚が膿んできてしまうこともあります。
巻き爪になる人とならない人の違いは、何でしょう?

原因は、沢山ありますが共通する事もあります。その一つに荷重です。
立っている時の荷重、歩く時の荷重、走っている時の荷重、座って踏ん張っている時の荷重。

例えば、足の親指の荷重は、内側ですか?外側ですか?

気にしたことがない!!!

そうですよね!

でも、荷重により最初に巻き爪が起こる場所が決まります。良く起きる巻き爪の場所が、親指の内側になります。
荷重が内側に行って外反母趾になっていませんか?

外反母趾の患者

初期症状になります。
また、次第に巻き爪が痛くてかばう様になり➡︎親指の外側が急激に巻いてくるようになります。

そうすると両方巻き爪になり、痛みが増します。ただし、症状が出るのは片方の事が多いです。
では、どの様なことが原因なのでしょう?

①扁平足な事が多い ②外反母趾/内反小趾が多い ③筋力不足が多い

①ですが、扁平足にも種類があります。当院で、多い順に内側縦アーチの低下、横アーチの低下、外側縦アーチの低下があります。内側縦アーチは、土踏まずが減ってしまう見た目でもわかりやすい状態ですね。次に横アーチの低下ですが、別名開張足とも言い足の甲が扁平になる状態です。そうすると足の指が浮いてきて【浮き指】という状態にもなります。また、外側縦アーチの低下は、別名「回外足」とも言います。ハイアーチになる傾向が見られます。それぞれ特徴がありますが、扁平足なることにより、巻き爪になる可能性が有るという事を知ってもらいたいです。

扁平足内側縦アーチと横アーチの低下扁平足内側縦アーチ低下回内足PRONATIONハイアーチ

②外反母趾/内反小趾ですが、特に女性が多い傾向です。先の細い靴やヒールなどで発症することが見られます。後述しますが、筋力不足により外反母趾や内反小趾になる方もいらっしゃいます。外反母趾/内反小趾になると荷重が一部分にかかり、爪が巻いてくる傾向がありますので注意が必要です。思い当たる方がいらしたら、ご自分の足の形や爪を見てみてください。

内反小趾外反母趾の初期

③筋力不足が多いですが、非常に多く見られます。なぜか?
 靴の性能が良くなってきたり、環境の整備(道路などが平ら)が素晴らしくなり、外で遊ばなくなり、現代病と言っても良いのと思います。足の裏面(足底)の筋肉や指を曲げる筋肉の退化が著しい傾向です。スリッパが脱げやすくなってないですか?歩いたり、走ったりするとすぐに疲れやすくなり足の踵や指が痛くなってませんか?
当院では、「足の専門外来」を開設しているので非常に多くの患者さんに筋力不足がみられます。

足の指のリハビリ

では、解決方法は?
根本は、筋力不足です。勿論、靴などにより外因的要素もありますが、何とか筋力をつけなければなりません。
でも、その前に痛みが有りましたら、巻き爪を治療しなければ前に進みません。トレーニングをすると痛みが増す可能性もありますしね。
当院では、順を追ってご説明しております。

巻き爪の問診→足の足底検査→足の形や歩き方の結果説明→巻き爪治療→インソールなどの必要性があるかご相談→巻き爪の再発予防のリハビリ指導→経過観察

でも、自分では中々判断できませんよね😂

分からないから私達が居るんです。しっかり判断し治療もできて、今後の対策までアフターフォーローします。

足の外来問診風景

※追伸
ご自分で巻いた爪を切るのは、避けてください。悪化して来院し、矯正具がかけられない方が来院されてます。
巻いた爪に痛みが出た→太田市・足利市のかわうちはり灸整骨院の「足の専門外来」にご来院ください。

お待ちしてますよ😁