2019.10.30
筋皮神経麻痺 腕の痺れ
筋皮神経:頚椎から出た神経の束である腕神経叢から枝分かれした神経の一つを筋皮神経といいます。筋皮神経は、上腕の前面を通り、上腕二頭筋、烏口腕筋、上腕筋といった力こぶの筋肉を支配しています。また、筋皮神経は肘のあたりで枝分かれをし、前腕の外側の方まで伸びていきます。そのため、前腕の外側の領域の知覚も支配しています。
この神経が麻痺をすると、支配している上腕二頭筋の主な作用である肘を曲げる動作や手のひらを上側に返す(回外)動作などがしづらくなったり、症状がひどくなると肘が曲げられなくなってしまいます。また前腕の外側の知覚もつかさどっているので、その部分(写真の赤丸の部分)に痺れや知覚障害が起こったりします。
原因としては、筋皮神経は筋肉の中や間を通りすぎるので、筋肉のケガや圧迫、筋肉の過剰使用で筋肉が硬結してしまい、筋皮神経を圧迫してしまうことが原因になってきます。
お仕事で毎日重たい物を何度も何度も持ち上げる仕事であったり、筋力トレーニングが好きで過度にやり過ぎる方に起こりやすくなってきます。
太田市かわうちはり灸整骨院では、そういった症状の患者さんに対して、初めに問診を行いその患者さんの状態をチェックした上で手技や、鍼、電気治療、姿勢矯正等を行っていきます。鍼では神経を圧迫してしまっている筋肉に鍼を打ち、緩めて症状の改善をしていきます。
また、姿勢が悪い状態で体を使っているとその分、筋肉にかかる負担も大きくなってきます。姿勢が悪い患者さんに対しては猫背矯正を行って症状の改善をしていきます。また、猫背矯正をした上でその患者さんが特に負担になっている筋肉に対してお家でもケアが出来るようにセルフストレッチ指導も行っております。
腕の痺れや痛みが気になる方は太田市かわうちはり灸整骨院にご相談下さい。