2019.10.29
手首の痛み 橈骨遠位端骨折 スミス骨折 太田市・足利市かわうちはり灸整骨院
自覚症状:右手首の痛み
原因:ドッチボールをしていて転んだ際に手をついた
お体の状態:右手首を痛みで動かすことができない、手首を押すと痛みがあり腫れや熱感がある。
この患者さんはドッチボールをして転んだ際に下の写真のような形で手をつきました。
こういった場合前腕の2本ある骨のうち、橈骨(とうこつ)という骨の手首に近い部分に大きな負担がかかり骨折をしてしまう場合が多くあります。
通常では見ることができない骨や筋肉を観察できるエコーで検査を行ったところ、痛みがあった手首の部分に骨折が確認されました。
転んだ際に手をつく場合多くは手のひらをつく事が多いと思います。その場合も手首に大きな負担がかかり骨折を起こしてしまいます。
手首付近の骨折ではこちらの方が圧倒的に多く発生をし、別名を「コーレス骨折」と呼ばれます。
しかし、今回のように手の甲ついた場合でも骨折は起こる可能性はあり、こちらは「スミス骨折」と呼ばれています。
特に骨がまだ完成してなく弱い部分がある小、中学生のお子さんや高齢者の方に発生しやすく、
下の写真のように手首が横と下に膨らむように変形するのがスミス骨折の特徴の1つになります。
当院の施術は、骨を正しい位置へと戻すように応急処置として整復を行い、その後骨が再びずれたりしないように固定をしながら治るスピードを早めるように超音波治療機で施術を行いました。
今後は骨折部分の状態を見ながら、徐々に固定の範囲を狭くし動かせる部分を増やしていくのと同時に固定をして落ちてしまった筋力に対してはリハビリで筋力強化を行っていきます。
最終的な目標は、怪我をしていない方の手と動きや握力を同じにしていくことを評価をしながら行っていきます。
スポーツや日常生活でも起こりうる骨折です。気になる症状がありましたら、ぜひ一度太田市・足利市かわうちはり灸整骨院にご来院下さい。