2019.10.30
頚部の痛み 寝違え
<症例>
太田市在住 30代女性 頚部の痛みを訴え来院
CC(自覚症状):頚部の痛み
PI(原因):寝違え
PH(既往歴):(-)
所見:ROM痛(動きの中での痛み)屈曲(+)伸展(+)外旋(+)内旋(+)右側屈(+)左側屈(+)
Jackson(-)Spurling(-)Eaton (-)Eden(-)Allen(-)圧痛(+)屈曲時に左上肢に痺れ(+)
評価:C2・C7椎間関節症(寝違え) 周辺筋のスパズム
寝違えとは・・・首の周りの筋肉や腱、筋膜などの急性炎症の総称で、朝起きたときに、首を動かすと強い痛みがある、背中まで痛む場合もあります。寝違えが起きる主な原因は、睡眠時の姿勢に関係があります。
普段は無意識に寝返りをして、首に負担がかからない体勢にできるのですが、枕が合わない、不自然な寝相が長く続いたり、過労や泥酔状態によって、寝返りをしないでいると、長い時間、首まわりに負担がかかり続けて、筋肉等を傷めてしまうのです。
治療法:ハイボルテージ、鍼治療
ハイボルテージによる電気療法で痛みを抑えていき、首や肩の筋肉に対しては鍼治療を行い筋肉の緊張を和らげました。
2回目の来院時には痛みが1/3以下にまたROMも上がり伸展する際の張り感が残る程度までになりました。
首、肩の筋肉の緊張が強かったり、普段の姿勢が悪く不良姿勢が続くと就寝時にも首、肩に負担が加わりやすいため上半身のストレッチの猫背矯正を行いながら負担のかかりにくい正しい姿勢へと改善していきます。
↑鍼治療