2024.03.25
後遺症などの不定愁訴で悩まされている方
皆さんこんにちは!!
鍼灸師の堀越です!😊
いつもは訪問治療で外に出ていることが多いです😊
3月後半になってきましたがまだまだ寒い日が続きますね~🌸
昼間は春の陽気ですが、朝晩は寒く温度調節が大変かと思います。
自律神経も乱れている方が多いのではないでしょうか😭😭
今回はコロナ感染後の後遺症に悩まされている患者さんの症例を紹介していきます!
<患者>
女性
<症状>
コロナ感染後、後遺症で倦怠感(起き上がるのもつらいほど)・聴覚過敏・視覚過敏・頭痛・微熱などの症状を発症。
患者はクリニックにも受診しており、月一回診察を受けている。
当初、症状が出たときは線維筋痛症の疑いがあるとクリニックの先生に言われたが現在は症状が以前より落ち着いている為、その可能性は低いと考えられます。
線維筋痛症とは、、、?
3ヶ月以上の全身の痛みを主な症状とし、こわばり・しびれ・精神症状・過敏性腸症候群・自律神経症状などの症状が発症する。原因は不明ですが、中枢神経系・内分泌系・免疫系・心因性ストレスが病因と考えられています。
<主訴>
①音過敏
日常生活では耳栓の上を付けて生活している。
②逆流性食道炎
朝、胃がむかむかすることが多く状態によっては胃の気持ち悪さによって夜中起きてしまう。
③右肩・右臀部
肩 僧帽筋ライン・棘上筋に痛みがでる。
臀部 坐骨結節・梨状筋に痛みがでる。
<経過>
4月~10月
この期間は状態が良く、症状に波があるが家の中に一人でいる時は耳栓をした状態でも生活音は気にならず、家族とも普通に会話出来る。
(治療)
東洋治療、右肩・右臀部鍼、手技、ストレッチなどその日の症状に合わせた治療。
11月~現在
症状の波が激しく、音過敏・逆流性食道炎・右肩と右臀部の痛みが良くなったり、悪くなったりの繰り返しで自律神経が乱れている様子。
(治療)
10月の治療+症状がなかなか良くならない為、1月15日に起立試験を行った。
*画像は脈を診ている様子*
~起立試験~
自律神経機能を評価する試験
・交感神経、副交感神経、心臓の自動能(心臓が規則正しい間隔で動くために命令する能力)この3つの値を計算式を使って求める。
求めたうえで,,,
(交感神経を上げたい場合)
合谷と内関に15分通電。
(交感神経を下げたい場合)
合谷と内関に7分通電。
(副交感神経を上げたい場合)
三陰交と足三里に7分通電。
(副交感神経を下げたい場合)
三陰交と足三里に15分通電。
・患者さんの場合
副交感神経が低いため、数値を上げるために三陰交と足三里に7分通電。
7~8回辺りで症状がだんだんと改善していく様子はあった。
このように当院では、自律神経が乱れて様々な症状が出てしまっている方、季節の変わり目でなんとなく体調が優れなくて気分も下がってしまう方など、原因がよく分からない不定愁訴で悩まされている場合には、当院の『東洋治療』などがオススメです!!鍼やお灸を使ってツボに刺激を与え全身のバランスを整えていきます。お悩みの方は、お気軽にご連絡下さい!♪♪
群馬県太田市市場町672-3
TEL 0284-62-9605