かわうちはり灸整骨院(太田市・足利市)は、スポーツ外傷やケガ治療の専門家です。

症例集

2019.10.30

手の痛み、指の痛み、引っかかる、ばね指

ばね指は女性に多く見られる疾患です、男性にも手先を酷使する仕事をされている方にもみられます。
指の曲げ伸ばしの際にパチッとかカクッと引っかかりを感じ曲げ伸ばしがスムーズにできなくなります。
ひどくなると曲がったままで戻せなくなり、もう片方の手で戻さなくてはならない程です。

触ると指の付け根に固さを感じ、押すと痛みを感じます。朝起きたときに症状が強く、日中は軽減することが多いです。
朝起きたときに症状が強いのは、夜間寝ている間は指を動かさないために、屈筋腱がむくむためだと推測され、指を動かしていると屈筋腱のむくみが減少するので、日中には引っかかりが少なくなるのだと考えられます。親指、中指、薬指に多く、人差し指、小指に起こることは少ないとされています。ばね指の原因としては指を曲げる腱(屈筋腱)に炎症が起こり、腱の通り道にあるトンネル(靭帯性腱鞘)で引っかかるようになるために起こります。

〈症例〉
群馬県太田市在住、50代男性
CC)(自覚症状)指の痛み、引っかかり
PI)(原因)自宅で重量物を持ち上げた際
PH)(既往歴)(-)
所見:Tenderness(圧痛),Swelling(腫脹)
評価:第3指ばね指
治療方法:電気治療、LIPUS、手技、鍼治療

この患者さんは普段から仕事で手を酷使することが多く負担が多くかかっていたと思われます。
基本的には局所の安静のため固定を行いますが指なので安静にすることが非常に難しいです。
治療としては前腕部の屈筋に筋緊張がみられたため柔軟性を取り戻すために鍼治療を行いました。

現在経過は良好で痛みは1/10ほどで朝1番での多少の引っ掛かりを感じるものの日常生活には支障なくお仕事も痛みなく出来ている状況で経過観察中です。

お身体の痛み等でお悩みの際にはぜひ、太田市・足利市かわうちはり灸整骨院にご来院下さい。