2019.10.30
手首の痛み ドゥケルバン
〈症例〉
群馬県太田市在住、30代女性
CC)(自覚症状)手首の痛み
PI)(原因)お子さんを抱きかかえた際
PH)(既往歴)(-)
所見:Tenderness(圧痛),Swelling(腫脹)finkelstein test(+)
評価:de Quervain(ドゥケルバン)
治療方法:電気治療、LIPUS、手技、鍼治療
de quervainとは
手首の親指側にある腱と腱鞘の部分で炎症を起こった状態のことで痛みや腫れを伴います。
特に重要になるのが短母指伸筋腱(主に母指を伸ばす筋肉)と長母指外転筋腱(主に母指を広げる筋肉)です。
原因としては手の使いすぎや仕事、スポーツで指をよく使う人に多いのが特徴で妊娠出産期や更年期の女性になりやすいともされています。
finkelstein test(フィンケルシュタインテスト)↑
この女性は初診時に前腕部のはり感が強く筋緊張を改善させるために鍼治療を行いました。
また日常生活でお子さんを抱きかかえたりをするため手を使わないことは困難です、
そのため取り外し可能なプライトン固定をしなるべく安静を保つようにし治療を続けております。
1週間後にはお子さんを抱きかかえる際には痛みが半分ほどで残っておりますが他の日常生活においては1/3程度にまで痛みが減ってきています。
引き続き上記治療を行いながら経過を診ています。
鍼治療↑
今年度も最後の月になりましたね。来月4月からは新学年、新生活、環境の変化が多くなり運動量、練習量が急激に変わる方も多いのではないでしょうか。体の痛みでお困りの方はぜひ、太田市・足利市かわうちはり灸整骨院にご来院下さい。