2020.02.19
子供の肘頭骨折 転倒し負傷した症例報告
7歳 男の子
夕方、学校帰りに遊んでいた際に転倒しアスファルトに左肘を強打し負傷した患者さんです。受傷後、すぐにお母さんと一緒に来院されました。痛みでお子さんは泣いておりました。左肘も右手で支えながら全く動かせない状態です。受傷直後の為、まだ腫れも少なく皮下出血もない状態です。
以下、検査内容です。
所見)左肘 肘頭部に圧痛(++)、軸圧痛(+)、叩打痛(+)
左肘90°に保たれたまま動かせず
左肘 肘頭 腫脹(+)、皮下出血(-)
治療)LIPUS(骨折専門治療器)、微弱電流、冷却
処置)ギプスシーネ固定、三角巾、バストバンド、提携整形外科への対診
子供の肘の骨折で一番恐れているのは、上腕骨顆上骨折です。最初は問診でも泣かれていて、どうやって骨折に至ったか話せませんでした。直達外力でなったのか?手をついて介達外力でなったのか判別が難しかったです。
そこでエコー検査が非常に助かりました。エコーにて肘頭を抽出したら見事に写っておりかつ所見内容と一致したために自信を持つて診断できました。念のため顆上骨折も調べましたがエコーでも大丈夫でしたし整形外科より帰ってきた時のレントゲンにも問題ありませんでした。
太田市 足利市 佐野市 桐生市
かわうちはり灸整骨院
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