2020.01.21
手根管症候群 症例
正中神経麻痺(手根管症候群)という神経障害の症例です。
正中神経が通り道である手根管という部分で圧迫を受けてしまうと神経は麻痺を起こしてしまいます。
症状としては、初期には示指、中指が痺れが出ますが、最終的には正中神経の支配領域の母指から薬指の母指側の3本半の指が痺れます。このような症状を「手根管症候群」といいます
原因として最も多いのは、中高年の女性に高頻度に発生する原因のはっきりしない特発性のものや手を酷使する労働者に発生する滑膜炎(指を曲げる腱の炎症)によるものです。
その他、骨折などのケガ、スポーツでの手の使いすぎ、透析をしている人などに生じやすいです。
症状が増悪していくと母指の付け根の筋肉の筋力低下をきたします。さらに高度の麻痺になってきますと母指の付け根の筋肉の萎縮が著名になり、母指を開くことが出来なくなります。
服を着る時にボタンがかけにくくなったり、物を母指と人指し指で摘むような動作もできなくなってしまうなど日常生活でも大きな障害になってきます。
手根管症候群かどうかのセルフチェックがありますので、そうじゃないだろうかと思う方は試して見て下さい。
写真の様に体の正面で両手の甲を合わせます。
1分間その状態を保ちます。1分以内に手がしびれたり、もともとあったしびれが強くなったりする場合は、手根管症候群が疑われます。
しびれが強くなる場合はその場でテストを止めてください。
太田市かわうちはり灸整骨院では、その患者さんの生活背景や原因を考慮してその患者さんに対してベストの治療を行っていきます。
腕を酷使する患者さんに対して、手技や鍼、電気等を用いて負担を減らし、治療をしてきます。
群馬県太田市市場町672−3
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かわうちはり灸整骨院
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