2019.10.29
股関節の臼蓋形成不全(関節が浅い) 足利市、太田市一番を目指して
臼蓋形成不全
足利市、女性 35歳
5年前の出産後から、月に1回くらいの頻度で
右股関節に痛みが出るという事で来院されました。
たくさん歩いた後など、酷使した後に
痛みが出る事が多く、時には安静時にも鈍痛があり
痛みは数日で治まるという事でした。
所見)
(R)AIIS 恥骨結合付近:Tenderness(+)
屈曲、外旋:可動域制限(+)
臼蓋形成不全(+)
処置)
ハイボルテージ治療(疼痛緩和、筋緊張緩和)
手技療法
骨盤矯正
股関節は、骨盤の寛骨と大腿骨で形成されていて
寛骨には、大腿骨を支える臼蓋と呼ばれる受け皿
のような部分があります。
臼蓋形成不全は、この臼蓋の形状が不完全なため
うまく噛み合わず、負担がかかり股関節に炎症が生じる症状です。
今回の患者様のように、女性は出産を機に
靭帯が緩んだりして、もともとあった臼蓋形成不全
の症状が発症するケースも多いです。
現状では、月に1度数日間鈍痛がある程度ですが
進行すると股関節の変形に繋がるリスクが高いので
正しい立位や歩行を身に着けて
負担のかからないようにしていく事を勧めます。