かわうちはり灸整骨院(太田市・足利市)は、スポーツ外傷やケガ治療の専門家です。

症例集

2019.10.29

蜂窩織炎 太田市の患者さん

太田市 74歳 男性2日前から、右手小指が腫れだして曲げ伸ばしや触れると痛い。特にぶつけたりした覚えはないとのことでした。

所見)(R)第5指PIP関節:Tenderness(+)、Swelling(+)、屈曲(+)、

   伸展(+)

 

腫脹の中心に傷口があり、はっきりとした負傷原因がないことから化膿性の細菌感染症の蜂窩織炎を疑い内科へ紹介状を出し受診していただきました。

抗生剤を処方され、3日ほどで腫れや痛みも聞きました。蜂窩織炎は毛穴や傷口などから、黄色ブドウ球菌などの細菌が入り込んで、皮膚の深いところから化膿してしまうという感染症です。蜂窩織炎の原因となる細菌は身近なところにあるものなので、人に移ることはありません。免疫や抵抗力が弱っている時に、皮下組織の深い部分まで侵入して発症しやすくなります。

症状としては、患部は赤く硬くなって腫れ熱を持ち、痛みを伴います。また発熱や関節痛、悪寒なども生じることがあります。適切な抗生物質を服用することにより数日から2週間程度で治ります。治療が遅れてしまうと重篤になることがありますので早めに医療機関を受診するようにしましょう。