2019.10.29
単なる膝の捻挫と思いきや・・・ 精密検査は大切です! 太田市の患者さん
今回の症例は、左膝関節の骨挫傷という疾患です。
負傷原因)自宅にて足を滑らせてしまい踏ん張った時に負傷。
その後、荷重をかけて歩くと激痛。
当院に左下肢を引きずりながら来院されました。
所見)自覚症状:荷重痛(+) うずくような痛み
寝返り困難他覚所見: 左膝外側側副靭帯: tenderness(圧痛) ++
内反stress test + swelling(腫脹)++
荷重痛 ++
左外側半月板 : tenderness(圧痛)-
MacMurry test(-)
左脛骨 : tenderness(圧痛)++
評価)左外側側副靭帯 損傷 左脛骨骨挫傷疑い
処置)ギプスシーネ固定 松葉杖処方
提携整形外科への対診結果)MRI 画像
今後の治療方針)まずは、骨折専門治療器にて骨の治療。ギプスシーネ固定による筋力低下を予防する目的で、EMS(筋力UP)治療、手技療法によりかばっている部位を筋膜リリースします。そして一週~10日後からリハビリ治療を開始します。
注意点は、医療者側の気づきです。単なる膝の捻挫と考えるのか?骨にも異常が出ていて、きちんとした対処・紹介状の作成・患者への説明。これらをきちんと揃えなければなりません。危なければ専門の医療機関に送り、診断を確定させたうえで治療・リハビリを始めることが大切です。もし、現在診断もなく治療されている方は、当院にご相談下さい。
かわうちはり灸整骨院
群馬県太田市市場町672-30284-64-9605