かわうちはり灸整骨院(太田市・足利市)は、スポーツ外傷やケガ治療の専門家です。

症例集

2019.10.29

腋窩神経麻痺 太田市の患者さん

太田市 60歳 男性
 
約10日前から、左腕が上がらなくなり来院。お話を聞いてみると・・・2ヵ月ほど前から、左脇で物を抱え込み抑えながら研磨をかける作業を繰り返しており最初は、左上腕外側に筋肉痛のようなだるい痛みから始まり、だんだんとピリピリした痛みに変わり腕が上げづらくなってきたとのことでした。
 
所見)左肩関節 外転(+)三角筋MMT3QLS Tenderness(+)
2ヵ月の繰り返した作業で三角筋を支配している腋窩神経の通り道であるQLS(外側四辺形間隙:上腕骨外科頸)が狭くなり、神経が圧迫を受け神経麻痺を起こしてしまったようです。
処置)ハイボルテージによる電気療法(疼痛抑制と機能改善、US(QLS、キネシオテーピング治療後は、腕が上がるようになり、テーピングによりQLSへの負荷を減らすことにより同じ作業も痛みなく行うことができました。
1週間(3回施術)ほどでテーピングを使用しなくても作業ができるようになり、筋力の低下も戻りました。
 
腋窩神経麻痺は、肩を強く打ち付けたりなどの外傷後などに生じることがありますが、今回のように過剰な繰り返し動作からも生じることがあります。
 
肩、腕の調子が悪い、腕が上がらないなどの症状でお困りの方はご相談下さい。