2019.10.30
無症状なのに専門医に託した症例 少年野球の子供
本日の症例は、無症状なのに専門医に託した症例。
右肘内側上顆陳旧性列離骨折についてです。
負傷原因)野球を6年間しており、現在まで肘が痛くなる事数えきれず!
しかし常に我慢して野球を続けておりました。
お父さんが肩を痛めたことをきっかけに、診て欲しいと言われ
当院に来院。
所見)痛みのある場所 PS) 右肘内側上顆 内側側副靭帯(AOL)
前腕屈筋群 ++ 圧痛(Tenderness) 右肘外側上顆 ―
検査)右肘外反ストレスtest + 右肘過伸展 5° 右肘ROM 屈曲 145°
エコー検査)内側上顆列離骨折(疑い) 野球肘
対処)肘専門医への紹介状作成
治療)右肘へのLIPUS(骨折専門治療器)、ハイボルテージのよる組織回復処置
経過)こちらの患者さんは、親御さんを説得するのに大変でした。なにしろ肘の外側は、無症状でしたからです。しかしエコー検査にて肘の状態は、非常にまずい事になっておりました。よって今まで精密検査を一度も受けたことがない様でしたので、一度だけでいいから受けてくださいと説得させていただきました。そうしましたら、当初の所見よりもひどい状態でした。右野球肘・内側上顆陳旧性列離骨折・内側側副靭帯損傷心配していた離断性骨軟骨炎は大丈夫でしたが、陳旧性の骨折は起こしておりこのまま野球をやり続けると自然治癒はないとの判断でした。よって当院にて下半身を中心としたトレーニング・体幹トレーニングをしていき、野球復帰に備えて計画を立てて行きます。
親御さんの判断でも構いません。普段お子さんが”何かおかしい”と感じた時は、当院にご相談ください。しっかりと診させて頂きます。
かわうちはり灸整骨院
群馬県太田市市場町672-30284-64-9605