2019.10.30
肩の痛み 結節間溝炎 野球 チューブトレーニング
<症例>
栃木県足利市在住 10歳代 男性 肩の痛みを訴え来院
CC(自覚症状):右肩の痛み
PI(原因):キャッチボールで遠投をしていて
Ph(既往歴):肩の痛みを繰り返している
所見:LHB 圧痛(+) スピードテスト(+) ヤーガソンテスト(+) 運動痛(+) ADL(+) 肩関節内旋(+) 外旋(+)
評価:結節間溝炎
治療法:電気治療・LIPUS・冷却超音波・手技療法・チューブトレーニング(経過が良くなってから)
キャッチボールで遠投をしている時に肩に痛みを感じてしまい、来院されました。損傷した場所は、上腕二頭筋長頭腱が通過している結節間溝でした。
前日に、怪我をしてしまい炎症反応があり熱感を伴っていたので、電気治療で痛みを抑えていく治療をし、炎症反応が起こっている結節間溝に冷却しながら超音波治療をしました。
この男性は、部活動で野球部に所属しており、ほぼ毎日練習で1日に50球~100球以上ボールを投げる事が多く、スイングも100回ほどバットを振っているので、結節間溝にかかる負担が多くなってしまいました。その為、1週間ほど運動制限をかけ、その間も治療を続けていったところ1週間後には痛みはなくなっており、日常生活にも支障はでなくなったので、徐々に野球を開始していきました。
現在は、経過は良好で野球も普段どおりできているので、肩のインナーマッスルを鍛えるチューブトレーニングを開始しました。このトレーニングも続けていきながら、経過観察を続けていき、再発防止を心がけながら指導していきます。
チューブトレーニングの様子↓↓