2019.12.10
翼状肩甲という神経麻痺の症例です。
本日は、翼状肩甲という肩甲骨が力を入れると浮いてしまう傷病です。
主にスポーツをしている方に非常に多く、最近ではパソコン作業によりなられる方がいらっしゃいます。
まず、神経の解説です。
長胸神経:首から出た腕神経叢から分岐し、前鋸筋を支配します。
前鋸筋という筋肉は、肩甲骨を安定させる等の働きがあり、これに伴い肩関節も安定させるため重要な役割を担っています。
そのため長胸神経が障害され、前鋸筋に障害が起きると肩甲骨が不安定になり腕を前に挙げる動作が辛くなってきたり、肩に脱力感や鈍い痛みを感じるなどの症状がでてきます。
長胸神経に麻痺が起きると手で壁を押すときに肩甲骨が後方に突出する「翼状肩甲」がみられます。
長胸神経は経路が長く浅いところにあるため、スポーツや日常生活でも損傷されやすくなっています。
特に腕を上に挙げたり、前方へ突出する動作をした際に引っ張られ損傷されることが多いため、アーチェリー、やり投げ、テニス、バレーボールなどのスポーツ活動で発生するといわれています。
また、猫背の姿勢や肩に重い荷物、バッグなどを持った時も圧迫を受けそれにより障害されてしまいます。
当院ではハイボルテージによる電気療法、鍼灸、手技を行い痛みを取り除き、姿勢の改善については猫背矯正を行い根本原因までしっかりと治療します。
お悩みのかたは太田市、足利市で猫背矯正のできる整骨院に気軽にご相談してください。
群馬県太田市市場町672−3
0284−64−9605
かわうちはり灸整骨院